工事中の『紀州の家』天井を見上げた様子です。
五寸角の大黒柱、四寸×270㎜の梁、二寸×240㎜の垂木。天井は張らず、現しになる美しい紀州ヒノキたち。梁に通しで切っている目地は、透明アクリル板を嵌め込むためのスリット。欄間を開放させ、空間がダイナミックに繋がる構成。
垂木の間には「染極細葭茶糸編」見事な張り映え。染極細葭茶糸編のお話はコチラ≫
柱頭には、木材の断面欠損の課題を解消しつつ、耐震性を高めるための構造金物が仕込まれています。オリジナルで製作した構造金物のお話は、コチラ≫
複雑な取り合いなのですが、如何にシンプルに見せれるか、、、それが見せ場。
ワンショットの中に、素材生産者や職人さんたちの技術と労力が詰まっています。