Kyoto岡崎アトリエの『ナカノマ』。表通りに面するミセノマとオクノマとの間の部屋。５DKというと、大きな町家と思われるかもしれませんが、その内のひとつは2畳。現代的な感覚ですと通路ですかね（笑）京町家おけるナカノマの役割は、家族が食事をするスペース。親しい隣人が上がりこんで、会話をするスペースでもあります。職住併用の場合は、ミセノマの拡張エリアでもあります。日中は食卓を押入にしまっておき、食事をする時には出してきて食事室に。部屋が連続しているので、奥行きを感じます。つまり空間と機能をつなぐ多目的スペースなわけですね。

私の使い方としては、大の字になって寝ころび、休憩するスペース。畳の上でストレッチするのも気持ちよい。外部に接していない（窓がない）部屋ですので少し暗いですが、それがかえって落ち着きます。こういったスペースがあると、心が豊かになります。いま欲しいものは、この空間にあう「ちゃぶ台」。ちなみに照明は、4年前に手に入れたお気に入りの「ウラン硝子の電傘」。入手時のお話は、コチラ≫