師を偲ぶ | 築紡|根來宏典

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2025年3月17日(月)

師を偲ぶ

先週、我が師の回顧展『建築家 古市徹雄の世界展』が、建築家会館ホールにて開催されました。5年前に亡くなり、コロナ渦を経て、偲ぶ会に。教鞭を執っていた千葉工業大学の方々の尽力によるもの。一枚目の写真は、左から建築家の内藤廣さん、キム・ヨンサブさん、トム・ヘネガンさん、岸和郎さん。関係された皆さま、本当にありがとうございました。

 

師の人柄、作品、国際交流に話が弾みます。私が四半世紀前に作った模型も飾ってくれました。2000年代前半にヨーロッパ巡回個展があったのですが、それにあわせて作ったもの。繊細な模型。よく壊れずに帰ってきたと思う。世界百数十か国を旅した時のスライド。入所当初、私はスライド整理をはじめ、あらゆる雑用係。「アレ」と言われれば「コレですね」という関係。師のもとにいたのはフルタイムで7年、プラス嘱託で2年。古市事務所の厳しさを知っている人達からは「よくそんなにいたね」と言われます。シンポジウムでマイクが回ってきてコメントさせてもらったのですが、師は「喜怒哀楽の表現が真っすぐな人でした。厳しさだけを切り取れば、、、情熱をスタッフと共有し、人間味あふれる人でした。私が地方現場で常駐監理していた時には、鼻歌交りでドライブしたり、ホテルの朝食に誘ってくれたりと、和ましい一面も」。あの時があって、今の自分がいる。心からそう思います。