広場や街路の延長として | 築紡|根來宏典

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2024年3月6日(水)

広場や街路の延長として

仙台駅からせんだいメディアテークに向かう途中『力トリック仙台司教区センター』に立ち寄りました。1993年竣工、設計は青島裕之氏。計画されたのは、バブル経済の真っ只中。シンボリックな建築が次々に建てられていく時代におけるアンチテーゼ。建築の集合体としての街並みを形成するとともに、広場や街路の延長としての人を招き入れる構え。教会は祈りの場であるとともに、共同体としての地域コミュニティの場でもあります。静寂さと柔らかな光に包まれたカテドラル。しばし身を置き、心を休めてきました。