石、森、水、光、苔に包まれて | 築紡|根來宏典

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2024年1月18日(木)

石、森、水、光、苔に包まれて

鷹ヶ峯の麓・紙屋川沿いにある静粛な森。約70年前、西陣織の浅野織物が三代にわたって作り続けてきた庭。長く閉ざされ、巨石を覆う苔生した様相は古代遺跡のよう。そこに佇むアマン京都。構想から約20年の歳月を経て、2019年にオープンしました。到着、滞在、食事、入浴など、10の棟を自然に溶け込むように配置。手掛けた建築家はシンガポールに拠点を構えるケリー・ヒル(1943-2018)。使われている素材やプロポーションは日本的でありつつも、リゾート感あふれる設え。

 

一緒に訪れたのは、泉幸甫さんをはじめとする家づくり学校の仲間たち。初日は嵐山界隈、二日目は御苑界隈、三日目は鷹ヶ峯界隈を散策。最後はここアマンにてアフタヌーンティ。小雨漂う空気感の中、石、森、水、光、苔の情景に包まれ、ゆったりとした時間に癒されてきました。