神奈川県川崎市で手掛けた『隙景の家』を紹介します。お引渡しをして、1年後の暮らしの様子です。いつもお願いしている写真家・上田宏さんの撮影によるもの。これから数回に分けて、連載したいと思います。
用途地域:第1種低層住居専用地域
敷地面積:95.07㎡(28.75坪)
延床面積:72.38㎡(21.89坪)
構造・規模:木造・2階建て
家族構成:夫婦二人+子供二人
敷地は、いわゆる旗竿地。旗の部分に、建築可能な最大限のボリュームを配置し、竿の部分はアプローチにしています。元々は前面道路すぐのところに老朽化された急な階段があったのですが、それをセットバックさせて、緩やかな階段に整備し直しました。軽自動車を停めたり、自転車の出し入れに考慮したもの。建物の色は、上がウグイス、下がシロ。ご夫婦の好きな色を組み合わせた外観であり、旗竿地の奥に佇む可愛らしい家となっています。