東京都小平市で進行中の二世帯住宅。外壁の左官下地まで進んでおります。通気胴縁の上にモルタルの食いつきを良くするためのラス網を貼り、その上にモルタルを鏝で２回押さえ。さらにひび割れ防止のファイバーネットを左官に伏せ込んでいます。何層にも重ねた丁寧な左官仕事。仕上がってしまえば隠れてしまう下地ですが、このままの状態でも良いかも、、、って思ってしまうほど、美しい下地です。

現在、全国的に見られる外壁の仕様は、サイディングが約９割を占めております。左官仕様は4％ほど。私的には手仕事の痕跡を感じる仕上げにしたいと思っています。工事費の高騰など難しいご時世ではありますが、建主さん、工務店さん、左官職人さんのご理解の元、今回も左官仕様とすることができました。さらに、この上に仕上げが施さられると外壁の完成となります。