写真撮影は朝9時から始め、午前中で一旦終了。そして夕景を待つのですが、夏至ということで、けっこうな時間が空きます。その間に『川崎市立 日本民家園』に行ってきました。私の研究室に所属する大学4年生が「日本各地の民家から学ぶ住宅設計」についての研究をしているのですが、それがすごく面白い。私自身もその勉強を兼ねて足を運びました。
園内は、宿場、信越の村、関東の村、東北の村、その他建造物のエリアに分けられ、それぞれに幾つかの建物が立ち並んでいます。質素な民家、豪奢な民家、白川郷の合掌造り、南部の曲り家、軒先が凄く低い民家、軸組の芯ズレが露になった民家、連棟で室内に雨樋のある民家、歌舞伎舞台、小屋、、、それらには成り立ちの理由があります。そういったことを理解したり、思いを馳せることは楽しい。民家の内部ではボランティアの方々が囲炉裏に火を点し、いろんな話を聞かせてくれます。茅葺屋根を葺き替えたり、耐震補強の工事をしている最中の民家もあり、こいうったものを見れるのも貴重な機会。