露地庭を過ぎると、その先にはバーベキューテラス。濡縁は地面から浮いた意匠。和室は一般のフロアレベルより200mm上がっているので、それに伴い生じる濡縁と小間との段差も、浮いたように見せています。バーベキューテラス側から見ると、濡縁と小間とが二段構えで浮いて見えるので、軽快でありつつ、格式高い様相に。
利休は、後に「残月亭」と呼ばれる天下人を迎える座敷を作っています。そこに2畳の上段床という設えがあり、座敷全体で見た場合、上段床が大きな床の間のように設えられています。また上段床の角に立てられた柱は、秀吉がもたれて名残の月を眺めたことから「太閤柱」と呼ばれます。
その作法を隠喩し、お庭と一体に見た場合、小間自体が床の間に見えるように奥行きある設えにしてみました。

屋根の棟、軒先の板金の納まりが美しいのですが、写真では伝わりませんね。板金のお話は、コチラ≫


