日本のモダニズム建築誕生 | 築紡|根來宏典

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2020年12月16日(水)

日本のモダニズム建築誕生

パナソニック汐留美術館で、昨日まで開催されていた『分離派建築会100年:建築は芸術か?』。近所なので、何かの際に立ち寄ろうと思っていたら、滑り込みに。というのは言い訳で、分離派建築会に興味がなかったのだと思います、、、それが一転、すっかり虜になってしまいました(笑)展示会の公式サイトは、コチラ≫

 

日本で最初の建築運動とされる分離派建築会。右の本は、本展カタログ。左の本は、本展に学術協力された分離派100年研究会の代表でもある田路貴浩編著『分離派建築会:日本のモダニズム建築誕生(京都大学学術出版会)』。前書は一般人向け、後書はより専門家向け。2冊購入となると、結構な出費なのですが、、、近頃、図書研究費が嵩む。しっかり勉強させていただきます!分離派建築会とは何だったのか???後に、会の結成に参画した森田慶一(1895-1983)は古代ローマの建築家・ウィトルウィウス(紀元前一世紀)の『建築十書』を研究、堀口捨巳(1895-1984)は茶室の研究を行うなど、会のメンバーがそれぞれの道に向かって行ったことが興味深い。