思い思いに過ごす時間@つくばの曲り家 その15 | 築紡|根來宏典

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2020年4月6日(月)

思い思いに過ごす時間@つくばの曲り家 その15

空気の澄んだ夕空に、伸びやかな庇のラインが映える夕暮れ時の様子。照明が灯され、内部の様子が浮かび上がってきます。

 

以上で『つくばの曲り家』の紹介は、お終いにしたいと思います。設計依頼を受けたのは、建物完成の5年半前。元々は神奈川県にお住まいだったのですが「つくばで仕事をしながら暮らせたらいいな」と思っていたところ、運よく転職が決まりました。住宅ローンが借りられるようになるまで一時中断、そして再開。つくば市で平屋の「曲り家」を建てることを前提とした土地を探し、購入。そして設計が始まり、工事が始まり、完成へと辿りつきました。その間、子供達も大きくなりました。私が現場に行くたびに、一緒に現場に足を運んでくれた子供達。きっと、大きくなっても家づくりの思い出は残っていることと思います。ありがとうございました。

 

 

畳みスペースの一角には、読書やパソコン用のデスク。足元は、腰掛けしやすいように掘り込んでいます。子供たちは、この小上がりの畳スペースがお気に入りのよう。この家で暮らしていると、ソファを欲しいとは思わないそうです。団欒はダイニングテーブルを囲み、寛ぎたい時は畳スペースでリラックスし、気分転換の時は軒の深い縁側に腰掛けられるので。奥さまはピアノを奏で、ご主人は庭いじり。子供達は、くっついたり、離れたり、家族それぞれが思い思いの時間を過ごしているようです。