後半は降雨実験装置を使って、実際の水の流れや雨仕舞を確認していきました。タニタさんが新しく導入した装置で、本邦初公開。社内ではデモンストレーションしているそうですが、試し試の企画です。
屋根角度や降雨強度を変えることのできる装置。板金屋根は新井さん制作。立ハゼ葺きと一文字葺き、唐草の見付や見込みの異なるものを複数準備して下さり、様々な視点から水の流れや切れ方を確認していきます。上の写真で、右半分の水を弾いている方はガルバリウム鋼板の新品、左半分は特殊加工を施して経年変化後の状態を表したもの。半年くらいで、だいたい撥水性が落ち、このような状態に落ち着くそうです。
この装置は人が入ることもでき、下の写真は100~160mm/h相当の降雨強度の体験をしている様子です。