7月14日(日)、家づくり学校3年生『形態(前半)』の授業がありました。講師は、泉幸甫先生。3年生は講義と演習とがセットになった内容。
形態の中でも、特に屋根のお話が中心。アアルト、ライト、レーモンド、吉田五十八らの建築、日本の民家や、世界の建物、、、その形態へと至るプロセスには気候風土や文化的なこともありますが、雨仕舞、構造、室内的要因、、、分析してみると様々なことに気づかされます。そういう視点や発見する楽しさを教えてくれました。
日本建築の屋根は、切妻と寄棟が基本。複雑な平面形状のプランに寄棟を架ける課題が出され、その場で手を動かしてみます。簡単そうに思えるのですが、これがなかなか難しい。パズル感覚の課題で、電車の中でも自分で課題を作り解くといった訓練ができそうな内容。繰り返しすことによって、凄く力が付きそうです。
屋根の架け方の楽しさを知ったところで、もうひとつの課題が出題。4間×6間の平屋建ての屋根を50案つくること!皆さん20案くらい作ったところで授業は終わりを迎えました。残りは宿題。更に課題をもうひとつ。同じく4間×6間の2階建てを50案!つまり計100案を考えることになりますね。パズル感覚の楽しい宿題です。そしてその内、気に入った形態の模型を1~2個作ってくると。来月はその発表と好評会。楽しい授業になりそうです。