入るのに躊躇する感じが良い | 築紡|根來宏典

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2018年6月21日(木)

入るのに躊躇する感じが良い

祇園四条駅を下車し、建仁寺に向かうルート。

 

祇園歓楽街の中心を貫く『花見小路』を通って行くことに。

2001年まではアスファルト敷きの通りだったのですが、

石畳が敷かれ、電線が地中に埋められ、情緒ある景観になっています。

 

どこにも立ち寄る予定はなかったのですが、

歩いていると『Leica』の赤いロゴが目に止まりました。

こんなところにライカ?と思いつつ、中を覗いてみることに。

 

入っても大丈夫なのか???という雰囲気。

 

暖簾をくぐり、格子戸を開け、躊躇しながら、一歩中へ。

 

築約100年のお茶屋だった町家をリノベーション。

ライカが100周年を迎える年、2014年に旗艦店としてオープンしたそうです。

 

奥には坪庭があり、構造体を残しつつ、モダンな設えに。

町家の構成を活かし、手前にはディスプレイ、坪庭の奥には和室の写真スタジオ。

 

 

 

 

 

2階は、国内で2か所目(1か所目は銀座)となるライカギャラリー。

坪庭に面した壁は、地窓とすることによって採光を抑えつつ、

足元から坪庭を垣間見ることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

建仁寺の境内を南下すると『八坂通り』に出ます。

元々は花街だったのすが、現在は祇園町南歴史的景観保全修景地区に指定され、

昔の面影を残しつつも、落ち着いた街並みになっています。

 

通りの正面に八坂さん(八坂の塔)を臨みつつ、路地を右折すると、そこには建築家仲間・安井さんのアトリエ。京町家をリノベーション。Routes* Rootsというセレクトショップにもなっているのですが、こちらも入るのに躊躇する感じですね。

 

すぐそばまで来たので、ちょっとお邪魔してきました。

東京では年に何回かお会いしていますが、前にお邪魔したのは4年前。コチラ≫

京都駅に行くなら「バスの方が便利だよ」と聞いて、帰路に向かうのでした。