築地の居留地中央通りに面して建つ『カトリック築地教会聖堂』です。
明治11年(1878)に献堂された旧聖堂は、ゴシック式の赤レンガ造りだったそうですが、
大正12年(1923)に関東大震災によって焼失。こちらは昭和2年(1927)の再建です。
6本のドリス式オーダーが並ぶギリシャのパルテノン型。
東京都選定歴史的建造物や中央区民文化財にも指定されている建物。
現教会は、今年が献堂90周年になります。
明石町一帯は、外国人居留地であったため戦火を免れたこともあり、現存しています。
聖堂入口のドアハンドル。重厚でありつつ、かわいらしい。
内部は、身廊と側廊とがドリス式オーダーを介して分かれ、身廊の天井は高い。
石造りに見えますが、壁面をモルタルで塗った木造建築。
予算がなかったんでしょうね、、、でも今も荘厳に佇んでいます。
丁寧に作られ、大切に使われていることが窺えます。美しい教会です。