縁の繋がる家 和室の設え | 築紡|根來宏典

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2017年4月12日(水)

縁の繋がる家 和室の設え


『縁の繋がる家』キッチンから和室を見た様子です。

オープンハウスの際には、障子や襖が間に合わず、、、
お越しいただいた皆さまにお見せすることができませんでした。
ブログでご報告します。

障子の桟は、デザイン組子。「あみだくじ」みたいですね(笑)
モダンなリビングに対し、障子もモダンなデザインとしました。

キッチンの後ろは、洗濯機の置かれた洗面脱衣室。
障子を開けておけば、キッチンから和室でお昼寝する子供の様子を見ることができ、
かつ洗濯動線をコンパクトに。

障子を開けた様子。琉球畳に縁甲板は岩手県産「南部くり」の名栗(なぐり)。
名栗とは、表面を刃物ですくい取るように削り、凹凸を出すひと手間加えた仕上げ。
伝統的な技法であり、優しい手触り、座り心地が良いのが魅力です。

障子の敷居すべりは、厚さ3mmもある「さくら」。
天井は「焼竹網代」、押え竹は「煤竹」。天井材セレクトの様子は、コチラ≫
襖は、桂離宮の襖を模した市松。江戸時代から続く和紙問屋さんから取り寄せました。
青は斐伊川手漉純楮紙の草木染、白は越前手漉純楮の奉書紙です。

数寄屋素材を用いながらも、現代的な住宅にも似合う設えとなるよう心掛けました。
お母さまのお姉さまが、自宅にお茶室(炉や水屋もある)を持っている方。
色々と、興味深々のようでした。

襖の脇には「出文棚(いだしふみたな)」ならぬ、読書・パソコンデスク。
足元は、腰掛けしやすいように、掘り込んでいます。

縁側に面した2枚の障子は、右側に引き込まれ、引き残し無しの全面開口となります。
あみだくじ障子の横桟ピッチは、無秩序なランダムピッチに見えますが、
こちらの横桟のピッチと揃えて、統一感を持たせています。

和室の裏は、洗面脱衣室から縁側へと抜ける3帖程のウォークスルークローゼット。
洗濯物は、クローゼットを通って南に面した縁側の軒下に干され、
乾いた衣類は和室に放り込まれ、たたんで、裏のクローゼットに仕舞われます。
またハンガーで干された衣類は、そのままクローゼットのパイプに掛けることも出来ます。
ちなみに干してある洗濯物は、LDKから見えない位置なので、来客時も安心。
プラン提案時、奥さまは、何よりこのプランニングを気に入ってくれました。

和室は小上がりになっており、その下は引き出し収納になっています。
おもちゃ箱になるのでしょうね(笑)

根來宏典建築研究所