オープンハウス時に間に合わなかった障子、襖のお話の続きです。
上の写真は、末っ子Nちゃんのお部屋。
壁は、薄い紫色。この壁に白木の障子は似合わないので、ヴィンテージ感ある着色。
鴨居はなく、敷居のみ。敷居に沿ってスライドさせ、開閉することが出来ます。
その開口部から臨む景色。
吹抜に面しており、薪ストーブの暖かさを享受することができます。
吹抜には長さ3.5mのファミリーデスクも面しており、
カラバッジョペンダントライトが4基吊るされています。
デスクの背面には、男の子二人の部屋の出入り口。
上部の障子の向こうはロフト。ここの障子も、和室に合わせたデザイン組子。
ロフト空間は16帖。子供部屋とは吹抜で繋がっており、のぼり棒が配されています。
ロフトは両世帯で一体的に使えますが、3枚引きの板戸で仕切ることも可能。
障子は、薪ストーブの暖気がロフトに逃げるのを遮るために設けました。
障子を開けると、2階のファミリーデスク越しに、1階のリビングまで臨めます。
このことによって、空間的な広がりはもちろんのこと、家族の繋がりも期待できます。
障子を開け放てば、夏や中間期は重力換気を活かした風通しの良い空間にもなります。
親世帯からロフトに登る「互い違い階段」。子世帯側にも同様の階段。
ハシゴだと不便ですし、普通の階段だとスペース的にモッタイナイしということで。
引込戸を設けているので隠し階段(忍者屋敷)のようにもなっており、楽しい仕掛け。
廊下の右手には、両親それぞれのお部屋。
それぞれに1帖分のクローゼットがあるのですが、廊下にも折れ戸の付いた壁面収納。
収納量たっぷりの住宅です。