江戸からかみが印象的な和室 @昭和モダン・リノベ その3 | 築紡|根來宏典

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2014年12月12日(金)

江戸からかみが印象的な和室 @昭和モダン・リノベ その3

北側和室の様子です。

 

何といっても印象的なのは、こちらの襖紙(天袋も)。
元禄3年(1690年)より続く老舗の和紙問屋さんで、
お施主さんと一緒に選んだ「江戸からかみ」です。

 

越前楮鳥の子紙に「孔雀文(くじゃくもん)」の渋型雲母手摺り。
こちらのからかみは、更紗復元の関係で入手不可となった貴重品です。
江戸からかみのお話は、コチラ≫

 

 

 

 

押入れの襖を開けた様子です。
襖は、もともとは引違いなのですが「襖を全開にして服を選びたい」との要望。
鴨居と敷居をアウトセットにして、左手の壁部分に引き込まれるようにしました。

 

押入れ奥行きは、普通は3尺必要でしょうか、、、
布団を仕舞うなら3尺欲しいですが、服をハンガーに掛けるなら2尺で十分。
残りの1尺は棚を設けて、奥行きも有効に活用しています。

 

1尺あれば、畳んだTシャツやセーター、ハンドバックなども納められます。
というわけで、掛かっている洋服の奥にも沢山のモノが納まっています。
とにかく、洋服や着物を沢山お持ちのお施主さんなのです(笑)