北側和室の様子です。
何といっても印象的なのは、こちらの襖紙(天袋も)。
元禄3年(1690年)より続く老舗の和紙問屋さんで、
お施主さんと一緒に選んだ「江戸からかみ」です。
越前楮鳥の子紙に「孔雀文(くじゃくもん)」の渋型雲母手摺り。
こちらのからかみは、更紗復元の関係で入手不可となった貴重品です。
江戸からかみのお話は、コチラ≫
押入れの襖を開けた様子です。
襖は、もともとは引違いなのですが「襖を全開にして服を選びたい」との要望。
鴨居と敷居をアウトセットにして、左手の壁部分に引き込まれるようにしました。
押入れ奥行きは、普通は3尺必要でしょうか、、、
布団を仕舞うなら3尺欲しいですが、服をハンガーに掛けるなら2尺で十分。
残りの1尺は棚を設けて、奥行きも有効に活用しています。
1尺あれば、畳んだTシャツやセーター、ハンドバックなども納められます。
というわけで、掛かっている洋服の奥にも沢山のモノが納まっています。
とにかく、洋服や着物を沢山お持ちのお施主さんなのです(笑)