旗竿地の白い家 内部の様子 | 築紡|根來宏典

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2014年4月2日(水)

旗竿地の白い家 内部の様子


4月6日(日)にオープンハウスが開催される『旗竿地の白い家』の内部の様子です。
オープンハウスのお知らせは、コチラ≫

1階に一世帯、2階と3階にもう一世帯、玄関も別々の完全分離型の2世帯住宅です。
狭い敷地ながらも、
1階に両世帯の玄関(+上世帯の階段)、下世帯のLDK・寝室・ピアノ室・水廻りを
詰め込んでいるので、当然、プランニングは難しい・・・。
ただ狭いということが、逆に暮らしやすいという結果に結びついているとも思います。

上の写真は、1階LDKの様子。
キッチンはアイランド側にシンク、壁側にコンロの2列タイプ。足元には食洗機付。
アイランドの天板が伸びて、ダイニングテーブルにもなっております。
もちろん、オリジナルの製作キッチンです。

天板は黒、側面の面材は白に見えますが、よく見ると花柄の品のある素材です。

浴室は1216と少し狭く、それに合わせて洗面室も狭い・・・。
洗面台の奥行きを小さくするのに一工夫。
鏡裏収納は設けられないので、側面に化粧品や歯ブラシ置き場を設けました。
その横には、タオルや着替えを入れる壁面収納です。

2階LDKの様子。少しゆとりがあったので、長さ2700㎜の大きなアイランドキッチン。
手前のリビング側にも収納を設けております。
背面には、たっぷりの壁面収納。家電や冷蔵庫も仕舞われ、いつもスッキリ。
1階とは異なり、真っ白な天板、真っ白な側面の面材です。
ゴミ箱などの配置も考えた、もちろん、オリジナルの製作キッチンです。

浴室は3階に。合わせて洗面台も3階です。
2階のキッチン同様、真っ白な天板、真っ白な側面の面材。
3階に寝室も設けているのですが、洗面室を通らないと、寝室に入れない動線。
廊下をなくすなど、狭い空間を有効に使う工夫です。

1階から3階までを貫く螺旋階段。
蹴上げを低くしたり、段板を大きくするなどの工夫をしております。
段板の厚みは60㎜!大工さん泣かせの階段です・・・。
天窓から光が注ぎ、コンパクトながらも贅沢で、上り下りしたくなる階段です。

障子も素敵です。木工細工のような柄で、光の透け方が美しい。
私が選んだのではなく、建主さんが選んだもの。

床塗装に来ていた女性職人さん曰く「収納が多くて、暮らし易そうな家ですね」、
「外から見て、とても2世帯が入っているとは思えない内部の広さだ」
と言ってくれたのが、とても嬉しく思いました(喜)

根來宏典