昭和モダン・リノベ/ハーフバスユニット | 築紡|根來宏典

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2014年3月20日(木)

昭和モダン・リノベ/ハーフバスユニット


栃木県下野市で工事中の『昭和モダン・リノベ』のハーフバスユニット搬入の様子。

と、とおるかな、、、
と、とおりました、、、ギリギリです(苦笑)

ハーフバスユニットを設置したの様子。

ハーフバスユニットというのは、腰下がユニットバスで、
腰上は在来で自由に作れるという浴室。
防水工事が要らないので、施工性も優れています。

戸建て住宅の場合、私どもの事務所では在来工法の浴室とする場合が多いのですが、
マンションの場合、直下階への影響を考慮し、高い防水性が求められます。
そこで安心なのが、このハーフユニットバス。

浴室内の腰上の壁は、お施主さんと一緒に選んだタイルが貼られます。
タイルのお話は、コチラ≫
開口部には、昭和モダンらしい「アンティークガラス」が嵌められます。

壁や天井材の仕上げだけでなく、
アクセサリーや設備機器も自由に選べます。
天井には、3室換気タイプの浴室換気暖房乾燥機を設置します。
浴室の換気扇一台で、浴室、洗面室・脱衣室、トイレといった
サニタリーゾーン3室を一体に換気扇するシステムです。
各換気扇がバラバラに入切していたら、浴室の湿気が洗面室に引っ張られたり、
トイレの臭気が浴室に引っ張られたりしますよね(苦笑)

脱衣室側は、漆喰塗り。
窓のない洗面・脱衣室に対して、
調湿、防カビ、抗菌、消臭効果の向上に繋がります。

当初は大手メーカーにリフォームの提案を受けていたそうですが、
ハーフバスユニット、3室換気の浴室換気暖房乾燥機、漆喰は、出来ないと言われ、
諦めていたそうです・・・。
たまたまの縁で、私どもと出会ったのですが、
出来ない理由、出来る理由を説明したら、腑に落ちたようです。
端的に言うと、営業マンに相談するのか、独立した設計者に相談するのかの違いです。
建築家が良い悪い、大手メーカーが良い悪いではなく、
お施主さん個人個人にとっての向き・不向きだと思います。

さてさて、こちらのリノベ、2月末完成の予定だったのですが、
掛け込み需要の関係か、資材が入らず、工事期間が延びております・・・。
大工さんも、資材が入って来ず、作業が出来ず困ってます(苦笑)
とても良い大工さんで、お施主さんもお気に入りのようです(喜)

お施主さんから大工さんへの差し入れ。「花むらし」という桜の和菓子。
私も便乗して、戴きました。季節を感じるとともに、美味でした。
生チョコも美味しかった。感謝。

根來宏典