家づくり学校3年生『納まりのデザイン』 | 築紡|根來宏典

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2013年9月10日(火)

家づくり学校3年生『納まりのデザイン』


9月8日(日)は、家づくり学校3年生の授業『納まりのデザイン』でした。

講義と課題出題の前半と、その講評会の後半との2回1組となっており、
今回は、その後半。前半のお話は、コチラ≫

講師は、諸角敬先生。
課題内容としては、開口部のない住宅図面を渡し、学生各自が開口とディテールを提案する。
提案においては、外部(外構)も提案し、内部と外部との関係性も考えること。
その住宅図面とは、諸角先生が設計・監理された自邸。
もちろん、諸角先生の自邸ということは、学生には知らせておりません。

今回の授業の場所は、その諸角先生の自邸で開かれました。
自身が考えた提案と、その実例を検証し、その上で課題を発表するという内容。

上の写真は、その発表会の様子。
白い壁には、プロジェクターで各自の課題が映し出され、
大きな階段に、みんな座って発表を聞き、質疑応答をしていく形式です。

この下の段の空間は、実は子供部屋。小学生の双子の男の子が居ます。
右手に置かれている小さな勉強机が可愛らしい。
上の段はLDKで、仕切りはなく、カーテンで仕切るようになっています。
ただカーテンを付けると、子供がよじ登って遊ぶ(苦笑)ので、付けていないそうです。

子供部屋の床の仕上げは、合板に塗装仕上げ。フローリングは、後々貼るのだとか。
フローリングの厚み分、開口部と床の間に15㎜の段差があるのは、そのためです。

やんちゃ盛りのお子さんたちは、プラモデルを作るのが大好きなのだとか。
接着剤なんかを床にひっくり返すことも、しょっちゅうだとか・・・。
合板仕上げで良かったよと、諸角先生(苦笑)。

今回の授業では、開口部を取り上げていますが、他にも見る所満載の住宅です。
屋根、外壁、家具、手摺、水廻り、照明、スイッチ・コンセント、等等のの納まり。

会場提供にご理解下さった奥さまとお子様には、感謝です。

根來宏典