スケルトンリフォームと素材 | 築紡|根來宏典

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2012年12月14日(金)

スケルトンリフォームと素材

先日、とある出版本の打合せのため、建築家の集まりがありました。
建築家自らが企画を練る段階から作る本なので、各建築家たちも力が入ってます。

場所は、メンバーでもある建築家・一條美賀さんの事務所をお借りして。
マンションをスケルトンリフォームし、事務所兼自宅として活用されております。
もちろん自分たちの設計・監理によるもの。

床は、コンクリート・モルタル仕上げの土間。
間仕切り壁は、構造用合板。
天井は、剥き出し。コンクリート打ち放しの雑さを活かした上に、白い塗装を施しております。
キッチンは、コンクリートブロックの上にステンレスの天板。
贅沢な素材は使っておりませんが、手作り感を残した居心地の良い空間でした。

贅沢な素材を使えば、贅沢な空間が出来る訳ではありません。
どんな素材にも、その良さはあります。それを活かすこと。
贅沢な時間を過ごす空間づくりには、「素材」が重要なのではなく、「素材の使い方」が重要。

ちょうど、西新宿の東京オペラシティにて、5人の建築家が素材に纏わる展示会を開催中。
『建築談義/素材を楽しむということ』に行かれると、
一條さん含む5人の建築家のお話が聞けますので、足を運んでみてください。

第1回: 12/15(土)14:00-15:30
  一條美賀 × 河辺 近 コーディネーター:石川直子

第2回: 12/22(土)14:00-15:30
  石川直子・石川 淳 × 根來宏典 コーディネーター:河辺 近

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根來宏典