明るく、開放的で、冬はとても暖かく気持ちが良い家です。庇が2mと大きく跳ね出している為、夏は涼しく、エアコンを使わず生活しております。これは2階バルコニーや1階テラスのデッキの耐久性を高めることにも繋がっております。
梁を内部から外部に連続して伸びるデザインとすることにより、内外の空間的な一体化を図っています。サッシ上の欄間の部分には蛍光灯(電球色)を載せており、内部の天井と、外部の庇を同時に照らしあげる間接照明となります。
南側に柱が910mmピッチで連続して立っています。通常木造住宅の場合、柱のサイズは120×120、もしくは105×105ですが、80×120mmの偏平とすることにより、スリムでシャープな印象を与えております。
柱が邪魔と感じる人もいるかもしれませんが、内部と外部とを曖昧に境界づける重要なファクターとなっており、一定のリズムを生んで落ち着きます。