高台寺のライトアップ | 築紡|根來宏典

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2024年4月19日(金)

高台寺のライトアップ

京都東山・八坂さんの奥手にある『高台寺』。秀吉の没後、その菩提を弔うために夫人・ねねが開創したお寺。ねねの道から上がる緩やかな階段・が美しい。小堀遠州の庭園も見どころなのですが、竜が昇天するがごとく掛けられた臥龍廊のダイナミックさは見ごたえあり。利休好みといわれる二つの茶室があり、竹が放射状に組まれた「傘亭」と、市内を眺望できる「時雨亭」は、建築的には一度は見ておくべきスポット。

 

大学時代の友人が京都に来る。夕食を一緒にすることに。日中は京町家を見学したそう。たいていの見学先は17時くらいに閉まってしまいます。その後、食事まで時間がある時は、高台寺のライトアップがお奨め。暗くなるとともに、明るい時間とは趣の異なる景色が浮かび上がってきます。傘亭や時雨亭は中には入れず、日中外から見ていても内部の魅力が分かりにくいのですが、ライトアップにより小屋組みなど内部の様子がはっきり見れて、建築的な学びも深まります。順路最後となる竹林は神秘的。食事は祇園の細い路地に面して佇むおばんざい屋さんにて。〆は即席で作ってくれた卵あんかけのうどん。超絶品。