雨の日だからこそ | 築紡|根來宏典

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2024年3月23日(土)

雨の日だからこそ

京都・東山『佳水園』に行ってきました。1959年に完成した旅館。設計は村野藤吾(1891-1984)さん、リニューアルは中村拓志(1974-)さんによるもの。あいにくの雨。晴れの日も訪れたことがあるのですが、私は雨の方が好き。つや感が美しく、屋根や鎖樋を伝う雨水の様子は見ていて楽しい。特に数寄屋建築は雨や風のことがよく考えられており、雨が落ちる足元の様相からも学ぶことは多い。居心地がよく、一日中お部屋からお出にならないお客さんもいるそうです。その気持ち分かります。雨の日だからこその”しっとり感”に心潤されてきました。

 

「憧れるのをやめましょう」メジャーリーガー大谷翔平選手の名言ですね。憧れてしまっては超えられない。身に沁みります。