根來宏典建築研究所

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2020年3月16日(月)

明かり@つくばの曲り家 その8

夕暮れ時、障子を閉めて、照明を灯した様子です。障子から漏れる灯りは、大きな行燈のようでもあります。

 

ダイニングテーブル上のペンダント照明は、アングルポイズのレトロクラシック(84年前の復刻モデル)。英国のメーカー。元々はスプリング(小さなバネから車のサスペンションまで)の製造会社。その工場で働く社員のために作られたスプリング式アームランプの実用性が脚光を浴びて誕生したメーカーであり、現在も色褪せることなく世界中で愛されています。そのランプシェードをペンダントにしたもの。色はエレファントグレイ。選定のポイントは、コードとランプシェードを繋ぐパーツが無垢の真鍮でできていること。手づくりの痕跡を残すことを大切にした住まい。インダストリーな照明器具も、この家の雰囲気にマッチしていると思います。

 

 

障子を閉めた和室内部は、こじんまりとした落着きある空間。布団2組を敷くには、丁度良い広さ。欄間は開放され、暮らしを包み込む大屋根の垂木を見ることができます。視線は閉じていながらも、空間的には一体的に感じる設え。障子の組子は横繁。