神長官守矢資料館と茶室3つ | 築紡|根來宏典

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2019年8月29日(木)

神長官守矢資料館と茶室3つ

最後に訪れたのは、茅野市にある『神長官守矢資料館』。現代的な建築における鉄平石の使い方を見学。1991年竣工。設計は藤森照信氏+内田祥士氏。屋根には、鉄平石が葺かれています。飛び石のように敷かれた鉄平石のアプローチ。分岐点には、水路を跨ぐブリッジのように据えられた巨大な鉄平石を配置。その巨大な石と建物の間にも大きな鉄平石が2枚鎮座しています。どのように運び、どのように据えられたのか、、、その据付風景を想像すると、ワクワクしますね。

 

今回は、鉄平石を学ぶことが目的なので触れませんが、近くにある藤森氏設計の茶室・空飛ぶ泥舟(2010竣工)、高過庵(たかすぎあん/2004竣工)、低過庵(ひくすぎあん/2017)も見学。こちらには何度か訪れているのですが、低過庵は初めて見させて頂きました。屋根がレールに沿って動く仕掛けがユニーク。