蘆花浅水荘の近くにある『膳所(ぜぜ)焼美術館』。江戸初期の1621年、膳所藩主が御用窯として始めたのが膳所焼。茶陶としても名高く、遠州七窯のひとつでもあります。他には志戸呂焼(遠江)、朝日焼(山城)、赤膚焼(大和)、古曽部焼(摂津)、上野焼(豊前)、高取焼(筑前)が挙げられるとのこと。膳所焼(近江)は、小堀遠州(1579-1647)の指導を受け、特に茶入れと水差しに力を注ぎ、諸大名らの贈答品として重宝されたそうです。
そんな膳所焼なのですが、廃藩置県にともない途絶えてしまいます。それを惜しんだ地元の岩崎健三氏が、1919年に友人であった画伯・山元春挙とともに登り窯を築き、大変な苦労の末に復興させたのが現在の「復興膳所焼」なのだそうです。春挙の絵が描かれた焼物も多く見られます。
重厚な茅葺屋根の門構えをくぐって敷地に入ります。奥には広間のお茶席があり、見事なお庭を臨むことができます。





