『紀州の家』の現場、着々と進行中です。
垂木が屋外から室内へと繋がる掛込天井。もちろん現し。地元紀州産のヒノキです。サイズは57×240、ピッチは一尺(303mm)。通常の三尺ピッチで架ける軸組と比較すると、3倍の手間が掛かっています。腕利きの大工さんに感謝!軒は折れ曲がりながら全長は28.5m。垂木は99本並んでおり、その連続する様相が美しい!
和歌山は良質な木材が採れる木の産地。紀州材は、徳川家康が江戸幕府を開いた際、江戸城の改装、諸国大名の屋敷、神社仏閣などに使われ、脚光を浴びたそうです。油気が多く、目込みが良いため、強度や耐久性に優れていることが特徴。時間が経つほどに落ち着いた光沢がより惹き立つ素材です。