
目的はウッドデッキの見学。ここのところ炭化処理した無垢のスギ(針葉樹)を使っております。国産材であること、薬品を一切使っていない(塗装もしない)こと、防腐・防虫に優れ、反り・伸縮・歪みが少なく、ヤニ・アクが生じない、埋もれ木(神代)のような色・質感といったことがメリットとして挙げられます。
デメリットは柔らかいこと。それは肌触りが良い、温かみがあるということなのですが、傷が付きやすいという裏返しでもありますね。『紀州の家』で使うデッキ材、建主さんは傷が付きにくい方が良いとのこと。そこで選んだのが、同じ技術で炭化処理したタモ(広葉樹)。はじめて使う材なので、経年変化の様子を観察することに。

私が気にしていたのは2点。ひとつは硬い木(広葉樹)は割れやすいこと。特にビス廻り。目を凝らして見て回りました。もちろん割れはあるのですが、目くじらを立てるような割れはなく一安心。周りからは変な人と思われていたかと思いますが(笑)
もうひとつは一枚当たりの長さ。スギだと4mの長物が揃えられるのですが、これも広葉樹の特徴で手に入りません。180、90、45㎝のランダムで現場に納品。それは私的には気にならなかったのですが、ビスが増えることが気になる。角度により光って見え、その多さと無秩序さがより気になるのです。割れる箇所も増えますし。
もちろん対応策は検討済み。デッキ小口を溝堀加工し、目透かしに仕込んだ金物に引っ掛ける納まり。デッキにビスは打ちません。

