そうそう、新年にあわせてお茶碗を新調しました。
藍色の釉薬が綺麗な器。
白米がより美味しく見えそうと思い選びました。
そして、ついつい丼鉢にも手が伸びてしまう、、、
ちょっと渋かったかな、、、ハイカラなのと迷ったのですが。。。
きっと掘り出し物だと思います(のはず)。
ゲットしたのは、築地場外市場の食器屋さん。
場外市場は、プロの料理人さんたちの買い付けの場。
食材だけでなく、料理をつくる道具や、彩る食器など、なんでも揃います。
店先は、毎日が陶器市の様相。一般の方でも気楽に購入することができ、
料理屋さんや家庭で使われる食器類は全てある。
その数、常時2万点以上!しかも全て日本製なんだそうですよっ!
1951年創業。古くから産地の方々と良好な関係を築き、
良質なものを安く仕入れ、安く提供しているのだそうです。
しかも「消費税は頂いておりません」と。
お店が入っている建物の外観は何故か洋風。ファザードだけの看板建築です。
築地は魚河岸で知られていますが、
それ以前は明治2年(1869)に東京開市に合わせて設けられた外国人居留地。
商館の多い横浜や神戸とは異なり、公使館や領事館が置かれ、
宣教師、医師、教師などの知識人が多かったのが特徴。
文明開化の街であり、医学をはじめ西洋学問の蘭学の始まりの地でもあるのです。
この辺りに洋風建築がたくさん見られるのは、その頃の名残。
魚河岸は、築地にできる前は、日本橋にありましたね。
美味しいものが集まる所に文化が生まれ、文化のある所に美味しいものが集まる。
どちらが先かは分かりませんが、そんなところも築地の魅力。
店先には掘り出し物が並べられておりますが、
店内にも目移りしそうな代物がズラリ。
庶民的なお店で使われるものから、銀座の高級料亭で使われるものまで。
器だけでなく、茶瓶や調味料入れまで。
陶磁器だけでなく、漆器、鉄器、ガラス器まで。
陶器は美濃、瀬戸、常滑、萬古、、、磁器は有田、波佐見、、、
漆器は越前、会津、、、鉄器は南部、、、花瓶は九谷、信楽、、、
欲しいものがたくさん。何度来ても見飽きることのないお店。