フットワーク | 築紡|根來宏典

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2019年1月18日(金)

フットワーク

この仕事、色んな業者さんから挨拶やら商品説明に伺いたいとの連絡があります。

 

ですが、その殆どをお断りしています。邪険にしているわけではなく、お互い時間は有効に使うべきだと思っています。その使い方ですが、私の場合、興味あるものに対しては、ご足労いただくのではなく、私の方から出向くようにしています。お越しいただいた場合、カタログや小さなサンプル持参で来られるのですが、その向こうの世界を知りたいと思い、相手の懐に飛び込むようにしています。社風を知りたいとかいう表面的なことではなく、モノづくりの現場や関わる人々のことを。

 

近年、インターネットで簡単に情報を入手できたり、カタログやサンプルを気楽に取り寄せできる世界になりましたね。それはそれで活用すれば良いと思います。

 

 

先方に出向くと、情報量も多いですし、大きなサンプルを見れたり、カタログでは選ばなかった商品に目移りしたり、

何よりカタログに記載されている標準仕様以外の使い方(オリジナリティ)を探求することが出来ます。

可能性を広げるための質問をドンドンぶつけるので、担当の方はカタログ以上かつ本質的な知識が必要ですし、

対応も大変かと思うのですが、その商品のことをより深く知りたいと思っています。

 

先日、ドイツのクライデツァイト社と自然塗料を共同開発しているプラネットジャパンさんにお邪魔してきました。

本社は大阪にあるのですが、昨年、埼玉に関東支社としての新社屋を建設されました。

その設計者は大阪の竹原義二さん。私の尊敬している建築家の一人。竹原さんの建築は、コチラでも≫

中庭形式の3階建て、住宅感覚で建てた居心地よい建築。

竹原さんもカタログの向こうにある世界と向かい合っているんだと思います。そんな姿勢が散見されました。

 

こういった姿勢でいるためには、フットワークの軽さは重要。私の場合、事務所を都心に構えているのは、そんなことも理由です。