『つくばの曲り家』オープンハウスで好評だった廊下。
右手に2部屋、左手に2部屋、計4つの個室が面した中廊下。
正面は掃除機などの日用品を入れておく収納。中にはコンセントも配置しています。
中廊下を明るくするには、突き当りに窓のあるプランにするか、
トップライトを設けるかですかね、、、
こちらでは、そのどちらでもなく、個室の入り口を明かり障子にしました。
個室を通して、廊下に柔らかな光を取り込んでいます。
障子の好きな建主さんでして、喜んで採用してくれました。
天井が高いのも特徴。家全体を包み込む垂木が表しになっています。
ちなみに照明器具も、障子に合わせて和紙調のものをセレクト。
夜の灯りも雰囲気いいんですよ!
廊下というと、裏方と言いますか、、、
空間としての設えが疎かになりがちなところではありますが、
毎日通る場所ですので、気持ち良い空間にしたいもの。
オープンハウスの日、子供達が追いかけっこしていたのは、
気持ち良さの証だと思います。
ちなみに障子紙には、麻を散らした工芸和紙。
それを片面ではなく、両面に貼った「太鼓貼り」。
桟に埃が溜まらないと、奥さま方に好評。
光や透け具合を和らげるとともに、音や冷暖気を遮る効果も期待できますしね。