目利きと発想する力 @古材・再生素材 その2 | 築紡|根來宏典

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2018年2月14日(水)

目利きと発想する力 @古材・再生素材 その2

続いて訪れたのは、葛飾区金町にある『柳沢商店』さん。

 

家屋解体時に出る再利用可能な建築資材を取り扱っているところ。

古木や古建具だけでなく、中古アルミサッシや住宅設備なども丁寧に取り外し、

保管し、販売しております。

 

レトロな資材の魅力を惹き立て、商品として販売しているお店は沢山ありますが、

ここはあまり手を入れずに販売しております。

 

ゆえに安価に手に入れることができるのですが、

モノへの目利き力や、活用への発想力が必要となってきます。

 

倉庫の中には、所狭しと資材が保管されており、

奥に行くに従い、お宝が眠っている予感。

 

見事な梁材が並んでおり、昔の大工さんが刻んだ仕口の跡に哀愁を感じます。

 

お宝だけでなく、家屋を形作っている野縁や垂木をはじめ、

ほぼ全ての部材を大切に扱っております。

 

解説してくれるのは、4代目の小林さん。

先代は昨年、先々代は一昨年に亡くなられ、それまでは3人体制だったのですが、

現在は一人で切り盛りしており、ちょっと忙しいそうです。

 

建具、障子、欄間、、、ひとつひとつがお宝。

手の込んだ明かり障子や、レトロな硝子障子、素材の色艶が増した経年美化。

好きな人には、堪らない空間です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電球のソケットや碍子から土瓶まで、、、

使い道があるのか???それは自分ん次第。

買う人がいるんだろうか???想像するだけで楽しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロパンガスのボンベで作った薪ストーブ。

モノづくりへの発想に、留まりを感じさせない豊かな空間、設えが、

ここにはありました。