財は残すな、材を残せ @秋の遠足2017 その1 | 築紡|根來宏典

築紡

築紡

loader
ブログ
ブログ

2017年11月13日(月)

財は残すな、材を残せ @秋の遠足2017 その1

NPO法人「家づくりの会」の有志15人で愛知&岐阜方面へと「秋の遠足」に。

 

はじめに訪れたのは、愛知県岡崎市にある『岡崎製材』さん。大正6年創業。

無垢一枚板の在庫数や樹種の多様性が国内トップクラスの材木屋さん。
ただただ板材を見て回る。
「それの何が面白いの?」と言われそうですが、そんな企画なのです。

 

上の写真は、本社倉庫2階の様子。天井にはホイスト・クレーン。
ネットが掛かっているところは吹き抜けになっており、そこから搬出入する仕組み。

 

 

 

 

2階を案内してもらい、その板の量に圧倒されていたのですが、
さらに3階にも同じ空間がありました、、
人の大きさと対比すると、どれだけ大きな板材が揃っているか分かりますよね、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして目にするものは、、、
どうだ!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まいったか!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

素材工房も構えており、もちろんフルオーダーにも対応。

自社で、丸太選び、製材、乾燥、保管管理、加工、塗装、納品まで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

倉庫があるのは、本社だけではありません。
車で少し移動し「音羽銘木センター」へ。
ここにも凄い板材、柱材、梁材が眠っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに移動し「総合センター」へ。こちらは小さな板。
小さいと言っても、ダイニングテーブルに使われる一般的なサイズです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数寄屋素材も揃っておりました。

 

他にも蒲郡製材工場、額田倉庫、中島倉庫、、、とあり、とても回り切れません。
建築家を招いての倉庫案内は、初めての試みだったそうです。
眠っている豊富な材を見て、活用への夢が広がりました。

 

八田社長曰く「財は残すな、材を残せ」というのが家訓なのだそうです。
在庫を抱えないというのが、現代社会における経営者の鉄則。
その逆行を実践している言葉が、強く印象に残りました。