植木の勉強 その3 日陰、庭石、個人宅 | 築紡|根來宏典

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2017年6月23日(金)

植木の勉強 その3 日陰、庭石、個人宅


次に訪れたのは、一輪草自生地「万葉植物苑」。

万葉集に詠まれている約160種の植物のうち、約120種が植わっているそうです。
川口先生が見せたかったのは、この暗い光景。
日当たりが良ければいい訳ではなく、日蔭でも活き活きと育つこと。
日陰をつくることの重要さを説いてくれます。

こちらは苑内にあるビオトーブ「ホタルのせせらぎ」です。
水辺に生息する野草や下草についても学ぶことが出来ました。

外構設計においては、植木だけでなく、石も重要なアイテムです。
訪れたのは『松山苑』。ここも業者さん相手なのですが、見学させてくれました。
沓脱石や敷石をはじめ、個性的な庭石が沢山あります。

砂利も色々で、黒玉石、白玉石、錆砂利、、、産地も色々、、、
大きさは2分、3分、5分、8分とあり、
さらに大きな1寸、1.5寸、2寸、2-3寸、5-6寸といった玉石は「ゴロタ石」と言います。

蹲、灯篭も沢山。見ていて楽しくて、楽しくて、飽きが来ません。

この後、安行を後にし、ちんちん電車に乗って町屋へ移動。
川口先生が設計した住宅3軒を見せてもらいました。
個人宅ですので、写真公開は控えさせていただきますが、安行の住宅も合せて全部で4軒、
うち1軒は室内にも上がらせてもらい、室内から見るお庭の風景も堪能。
なんとも贅沢な一日となりました。

これにて「植木の勉強」はお終い。
次回は泉幸甫先生引率で「鉄平石」の勉強、長野県諏訪に参ります。

根來宏典建築研究所