一年前にお引き渡しをした練馬の住宅。悩みを残しておりました。
敷地の西側に駐車場があります。
その土地は自分たちもので、駐車場としてお貸ししております。
当初は塀で仕切る予定だったのですが、仕切らない方が良いかもと、、、
その方が、南側の庭に車を停めることができるし、
日曜大工を趣味とするご主人が、通路に車を置いて荷物の積み下ろしもできます。
実際に工事中は、このスペースを存分に活用させていただきました。
ちなみに、玄関アプローチ（前面道路）は裏手の北側になります。
とはいえ、プライバシーや防犯は気になるところ、、、
そこで思い切って、南側の縁側に縦格子を嵌め込むことに。
大きな建具の3枚建て。可動式で、片側に引き寄せることができます。
内側からは、鍵を閉めることもできます。格子の隙間は、手が入らない程よい間隔。
縁側のデッキは国産杉で、耐朽性、耐水性、保温、防腐。防虫、形状安定に優れた材。
裸足で歩くと、その肌触りのよさを感じます。縦格子も同じ材で揃えました。
室内からの様子。ハンモックのある生活にもピッタリの雰囲気。
開口部は、全開するとサッシが全て袖壁の外側に引き込まれる形式。
格子で囲われたデッキ空間は、中間領域となって、室内とともに一体空間となります。
これでプライバシーが保たれ、防犯も安心です。
これからの季節は、避暑対策としても活躍するでしょう。
もちろん格子を開放すれば、暖かい日射を取り入れることもできます。