東松山の二世帯住宅 足場が取れました! | 築紡|根來宏典

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2017年2月15日(水)

東松山の二世帯住宅 足場が取れました!


今日は暖かい一日となりましたね。明日はもっと暖かいそうですよ!

さて、埼玉県東松山市で工事中の二世帯住宅の足場が取れました。
足場解体は、世間さまへのお披露目でもあり、私自身においても緊張と興奮が錯綜します。
薪ストーブの煙突が青空に映えており、とても気分が良いです。

これまでは下地仕事の日々であり、ある意味において地味な作業でありました。
それが一転、内部の方も家具工事や仕上げ工事がドンドン進んでいます。

今日の午後は、現場監督、大工さんと最終段階の打合せ&確認をじっくりと。
仕上がってしまえば分からないかもしれませんが、下地仕事が大切なのです。
何が違うか?って言われると説明が難しいのですが、後から取って付けた感がなく、
全てが統合されているというか、一体感があって、空間の設えに連続性があるのです。

現場用語として「逃げがない」というのですが、
大工さん泣かせの納まりが多く、それらが連続しています。
大工さんの手づくりだからこそ成せる技であると同時に、先を読む力が必要。

それらは、大工さんの腕の見せ所でもあります。
その甲斐あって、ピタッ!ピタッ!ピタッ!と、納まりの良い住宅が完成しそうです。

木造住宅な訳ですから「大工さんの手づくり」というのは当たり前のことなのですが、
近年の住宅は、建具にしろ、家具にしろ、階段まで、、、キット化された既製品が多い。
もちろんその方が効率よく、不具合も少なく、建主さんもカタログから選べるので安心なのですが、私個人としては、やはり大工さんの手作り感は大切にしたい。

まさか血や涙は流していないでしょうが、大工さんの流す汗の結晶は、
建主さんにも伝わり、大工さんへの感謝の気持ちに変わると思うのです。

根來宏典