12月10日(土)、家づくり学校2年生『木材』の授業で、秩父に行ってきました。
引率講師は、古川泰司先生です。
秩父の山奥で、樵(キコリ)の上林さんと待ち合わせ。
10時に待ち合わせしたのですが、すでに朝から一仕事終えてきたキコリさん。
キコリさんって、童話の中の人???と思われている方がいるかもしれませんが、
本当にいるんですよ(笑)
ちなみに上林さんは、日本のキコリ100人にも選ばれております。
近年、キコリさんも業態が変わってきており、素材生産者と呼ばれます。
数人で山に入り、協働して木を伐採をするキコリさんたちもいれば、
上林さんのように伐採から搬出まで全て一人でやる人もいます。
上林さんの山に入って、立木を切り倒す様子を拝見。
険しい斜面に腰を据え、チェーンソーを勇ましく振るうキコリさん。
立木の倒れる瞬間、固唾をのむ我々。
切り倒す方向、搬出ルートなど、全て計算済み。
切り株の様子。
手で触ると、その瑞々しさがよく分かります。
上林さんがチェーンソーを使って器用に切り刻み、丸太断面の仕組みを解説。
赤身・白太のこと、板目・柾目のこと、強度のこと、腐りやすさのこと、木の成長のこと、
水の吸い上げのこと、間伐のこと、間伐だけではダメで枝討ちのこと、、、
伝えたいことは、山ほどあるようです。
最後に「また山に来てください」という、キコリさんの一言が印象に残りました。