土を学ぶ その2 INAXライブミュージアム | 築紡|根來宏典

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2016年3月25日(金)

土を学ぶ その2 INAXライブミュージアム


続いて訪れたのは、同じく常滑にある「INAXライブミュージアム」。

上の写真は「土・どろんこ館」。焼物の原料でもある土の魅力を伝える建物。
土の温かさに包まれた左官技術のオンパレード。左官は久住有生さんによるもの。
外壁は、版築。数十センチ幅の型枠に、土を敷いて突き固め、どんどん積み重ねる工法。

これも土壁。鏝の技術を駆使した曲線美。

鏝で磨き上げられた壁。イタリア磨き。朱、漆黒に土が光っています。

日干し煉瓦の壁。ワークショップ参加者による一つ一つが手づくり。

「建築陶器のはじまり館」には、大正から昭和初期にかけての焼物製タイルとテラコッタを展示。中央には、帝国ホテル旧本館(フランク・ロイド・ライト設計)の柱が鎮座。常滑で焼かれたタイルとテラコッタが装飾されています。

「窯のある広場・資料館」には、1921年に築かれた大煙突。高さは21m。

内部には、大きな窯。
日本の近代化に貢献した常滑の土管に関する資料を展示。

染付装飾された明治時代の古便器も展示。

こちらは、小便器。

「世界のタイル博物館」には、紀元前から近代に至るまでの世界のタイル約1000点を展示。
オリエント、イスラーム、スペイン、オランダ、イギリス、中国、、、もちろん日本も。
こちらは法隆寺の敷瓦。私の好きなタイルを彷彿させます。コチラ≫

根來宏典