7月18日(土)は、家づくり学校2年生の第3回目『鉄平石』の授業でした。
産地としては、京都府の「丹波鉄平石」、徳島県の「阿波鉄平石」、埼玉県の「武蔵鉄平石」も挙げられますが、代表的なのは長野県の諏訪、佐久に広く分布する鉄平石です。
その中でも3つの産地があり、諏訪地区で採取されるものが「諏訪鉄平石」、
佐久と望月地区で採取されるものが「佐久鉄平石」と呼ばれます。
今回の探訪では、大型バスを借り切り、諏訪の方に行って参りました。
講師は、泉幸甫。現地で案内いただいたのは、藤森鉄平石の細田さんです。
ここ諏訪では、最盛期には10社以上の業者が採石していましたが、
今では輸入材や工業製品に押され、3社ほどに減っているそうです。
上の写真は、鉄平石の採石場。山肌に岩の節理(割れ目)が露出しております。
鉄平石は、岩石の節理に沿って層状に剥がれる特徴を持つ輝石安山岩です。
職人さんが、石を薄く割る技を披露してくれました。
節理を見極める石職人さん。石の目によって、厚みが決まり、
その厚みによって、使われる用途も決まってくるそうです。
こちらは「方形」の加工。サイズは30センチ角。
チェーンソーなどの機会は使わず、道具はノミとハンマーのみ。手作業です。
鉄平石が他の石と異なるのは、石を切り出すのではなく、割り出すこと。
続いて「小端」の加工。
塀や壁に小端を見せて積んでいく時に使われます。
重厚感、風格を醸し出す、使われ方ですね。
石を割った状態では角が鋭角で、用途によっては危険なこともあります。
そんな用途には、ミキサーの中で転がし、角を取って「「荒ずり」に仕上げます。
出荷を待つ鉄平石たち。
現地には、板状に割り出された石が、そこかしこに積まれています。
色味は、均一ではなく、濃緑色から淡赤色まで多様です。
鉄平石で葺かれた石屋根のモックアップ(実寸サンプル)もありました。美しい。










