11月17日(日)は、家づくり学校3年生の授業、泉幸甫先生による『形態』でした。
講義と課題出題の前半と、その講評会の後半との2回1組となっており、昨日はその後半。
前半のお話は、コチラ≫
「美しい屋根に、美しい内部空間、美しい中間領域を持った喫茶店を設計する」という課題を
各自が発表し合い、それを元に討論形式で授業は進められます。
泉先生は、どの発表に対しても批評をしません。「そういう考え方もあるよね」と。
そりゃそうです。多様な価値観を尊重すると、批評なんてできません。
もちろん、発表者それぞれに経験差や実力差もあるだろうし。
「で?」となる訳ですが、「もっと良くするためには、どうすれば良いの?」と。
各自の発表に対して、さらに発展を求めます。
大切なのは、満足しないことで、設計をプロセスで考えることだそうです。
「あなたのは、この段階だよね」、「その先には、こんな段階もあるよね」と。
ホワイトボードで、図形を使って分かり易く解説してくれたり、
演繹法と帰納法とかの論理的思考について教えてくれたり。
最後は、「不真面目になれ」で締めくくりました。
この言葉に真意は、如何に・・・。
授業終了後の懇親会には、家づくり学校卒業生に強谷さんも参加し、
ビール片手に、より実践的な討論が重ねられるのでした。