一か月程前、建築家仲間に誘われ、木造住宅用構造金物の見学に新潟まで行ってきました。
まずは展示模型を見ながら、金物の説明を受けます。
この金物の凄いのは、４つの基本金物で構成されていること。この4つを組み合わせることで、
筋交いをはじめ、小屋トラス、張弦トラス、方杖ラーメンを組めるのです。
つまり単純なシステムで、汎用性があるということですね。
方杖ラーメンを使った面内せん断試験。その耐力や破断の状況を見学します。
加力のためのダンパーや、計測のための配線など。
さらに凄いのは、住宅だけでなく、中・大規模建築にも活用でき、大幅なコストダウンにもなること。
さらにさらに凄いのは、クローズド工法ではなく、オープン工法であること。
つまり、プレカット工場も選ばないし、特定の施工会社だけでなく、誰もが簡単に使えること。
試験の後は、ラッキーなことに同行いただいた中田捷夫先生のお話を聞くことができました。
先生は、いわゆる構造設計の権威で、この工法のアドバイザー。
先生曰く、この金物はまだまだ。もっと発展させるために、意見を下さいと。
この金物を使いたければ、使えばよい。
もっと自由度が欲しければ、自分で金物を設計すれば良い。簡単なことですと。
適材適所、取捨選択しながら、木造住宅の可能性を広げてくださいとのこと。
この金物のさらにさらにさらに凄いのは、筋交いとして使った場合、
何と！10倍相当の耐力壁が確保できるとこと。これは画期的！使える！
只今、プレリリース中。この夏から本格リリースされるそうです。
とても良い機会に立ち会えました。感謝。