多角形状の回廊に囲まれる中庭に作られた庭。
庭と床のレベルが近いのが特徴。見えているスリッパが床のレベルです。
回廊を廻ると、床と庭のレベルが逆転。
廊下はスロープになっており、庭のレベルの方が高くなったり、低くなったり。
石が上下左右に動くように配置(目の錯覚を利用)しているそうです。
建物と庭は、石を積んだ擁壁にて縁を切ることにより、レベル差解消。
カラクリを見ると、こんな感じ。建物と擁壁の間には、側溝が配備されております。
表だって見るところではありませんが、設計者としては見ておかないと。
美しい曲線の『州浜』を描いている。
2階から見下ろした庭の様子。石組は10群あります。
石の見付面を回廊側に向け、回廊に沿う形で扇状に配置されているのが分かります。