
高野山といえば、世界遺産、空海、霊場、建築的には二つの国宝、、、
などが挙げられますが、今回の私の目的は『庭』。
なんと重森三玲(1896年-1975)が作った庭が、
7寺院・12庭も残っているのです。それらを巡ってきました。
年代順で紹介します。重森三玲については、コチラ≫
高野山で最初に作られたのが、西禅院(さいぜんいん)の庭。
こちらでは、3つの庭を作っています。
上の写真は、西禅院の入り口。気持ち高まります。

手前が下流、奥に進むに従って上流・渓谷へと。

下流から上ってきた鯉が滝を登り、竜へと化す「登龍門伝説」を石組で表したもの。
池には赤い金魚が放たれております。
鯉魚石と一緒に滝を登ろうとしている姿が風流です。

裏山にあたる岩盤が迫る奥行きの狭い枯山水の庭。
特徴的なのは、向かい合って配置された2組の三尊石組。
三尊石組は、三尊仏のように真中に背の高い主石、
その両脇に低い添石を配置した石組。

近づいて見ると向こう岸のアイストップにも石組が配置されております。
雁行した縁側の角度に沿うように石橋は掛けられ、建築との一体感があります。

茶室を新築するにあたって、庭も新たに作ったもの。
和歌山を故郷とする松下幸之助も愛した庭だそうです。
写真右手前が、腰掛待合。その奥が茶室。

地元・和歌山の青石を存分に用いており、石組は10群もあります。

高野山の景色を望みながら手を清めます。
蹲踞を照らす織部灯篭は重森好み。


