家づくり学校1年生『構法から考える』 | 築紡|根來宏典

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2012年7月23日(月)

家づくり学校1年生『構法から考える』


7月21日(土)は、家づくり学校1年生の第3回目『構法から考える』の授業でした。

講師は、構造設計者・オーノJAPANの大野博史​さん。
家づくり学校の講師は、通常『家づくりの会』の建築家が務めているのですが、
今回は特別に外部講師の大野さんにお願いすることにしました。
そう言えば去年のこの授業は、諸角さんと私が担当だった。一年経つのが早い。コチラ≫

大野さんの大学時代は、意匠系。
そこで、建築の『社会性とリアリティ』を追及した結果、
構造設計者への道を選んだのだそうです。

建築をデザインするには、制限条件と要求条件とがあり、その間には無限の可能性が存在。
これがデザインの幅であり、自由です。
構造設計者は単なる構造計算する人ではなく、このデザインの幅を広げるのが役目。
設計とは、その無限に存在する許容解の中から論理的な判断に基づき解を選択していく行為。

そのプロセスを分かり易く、丁寧にご教授下さいました。
私自身も頭では分かっていたつもりでしたが、大野さんの講義を聞いてスッキリしました。
構造設計の楽しさを知ると、建築設計が楽しくなり、頭がクリエイティブになるのですね。

根來宏典