陶芸家・濱田庄司(1894-1978、人間国宝)自らが収集した工芸品を
広く一般の人々にも「参考」にしてほしいと、1977年に自邸の一部を美術館として開設。
まずは、正門・1号館(上の写真)。
栃木県内から移築された長屋門。受付と展示室が入っております。
長屋門とは、武家屋敷の門の両側に門番や家臣、使用人を住まわせたり、
富農屋敷では使用人住居、納屋、作業所として使われた棟のことです。
正門を潜ると2・3号館が現れます。
大谷石で出来た石蔵で、隣町の真岡町からの移築。
地震の影響で、残念ながら見学できません。
次に4号館・上台(うえんだい)
隣町から移築した母屋で、濱田庄司の別邸。茅葺屋根の大きな建物です。
4号館内部の様子。立派な柱や梁です。
次に工房。益子町内から移築した濱田庄司の仕事場。
屋根の形がユニークです。
工房内部の様子。濱田庄司が実際に使っていた手回しロクロがあります。
工房の奥には登り窯があります。登り窯も、地震の影響で全半壊でした。
最後に濱田庄司館。こちらも移築された長屋門形式の展示棟。
門の奥には、4号館が見られます。
根來宏典