日本建築学会での研究発表会&シンポジウム | 築紡|根來宏典

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2012年3月12日(月)

日本建築学会での研究発表会&シンポジウム


10日(土)は、日本建築学会関東支部研究発表会に参加。
私の役目は、その「司会」と「若手優秀研究報告賞審査員」です。

研究発表会後は、私も委員として参加している農村建築専門研究委員会が主催する
シンポジウム『停滞・縮小社会における農村計画の実践に向けて』に参加。

芸術祭により地域の活性化に図る群馬県中之条町の取組みを事例として、
今後の地域づくりを考える機会です。

中之条ビエンナーレの取組みとして、
山重徹夫(中之条ビエンナーレ総合ディレクター)、
飯塚剛夫(中之条町役場元気なまちづくり課 課長)、
桑原かよ(中之条ビエンナーレ実行委員長)の3名より基調講演。
永井福二(建築家)の事例発表。

山口忠志(山口忠志地域計画室)司会のもと、
話題提供の上保裕典(富士通総研シニアコンサルタント)、遊佐敏彦(早稲田大学助教)を
交え、座談会。

中之条ビエンナーレは2年に1回行われる芸術祭。中之条町が美術館に変わります。
これまで3回行われており、2007年には5万人来場、2009年には16万人来場、
そして去年は震災の影響で危ぶまれましたが、何と35万人来場。
人口1.8万人の町に、これだけ多くの人が訪れ、交流を持つのは凄いことですね。
そして経済効果は4.5億円だそうです。

「他地域で行われているビエンナーレやトリエンナーレなどとの違いは?」という
質問をぶつけてみました。山重総合ディレクターは「お金がない」ことだと。
そのことが地域住民レベルでのより深い活性化に繋がっているんだな〜と感じました。

根來宏典