襖・和紙の勉強がしたくて、『東京松屋』に行ってきました。
東京松屋は、インテリア和紙、襖紙、版元和紙問屋で、元禄3年(1690年)創業の老舗。
お店は、日本の伝統を守るべく、洗練された上品な空間です。
板に貼られ、見やすく展示された沢山のサンプル。
伝統的な襖は、何重にも重ねて、一枚の襖を完成させます。
組子から始まり、下貼工程として
骨縛り→骨縛りベタ→蓑貼り→蓑押さえベタ→二編袋(下袋)→二編袋(上袋)を貼って、
最後に仕上げとなる和紙を貼って1枚が完成。
引手なんかも、沢山のサンプルが。
漆、鉄、木といった素材、塗装の仕上方、ユニークな形、などなど
奥の方には、何だか高級そうな襖の空間が展示されております。
安い物で1セット(襖4枚建て)100万円はするそうです。
何気なく飾られておりますが、右奥に展示されている青と白の市松の襖は、
『桂離宮・松琴亭・一の間』の復元襖だそうです。
根來宏典
2011年1月25日(火)