昨日12月12日(日)は、家づくり学校1年生の第8回目の授業が行われました。
講師は、泉幸甫校長、川口通正と本間至の両副校長のお三方。
講座の内容は、ズバリ、建築家として『生き残るためには』です。
まずは、3人それぞれの若い時の様子を15分ずつお話いただくことに。
本間さんならではの、低い口調で、分析的なお話で始まり、
川口さんならではの、厳しさも楽しく聞こえる熱ーいお話に続き、
最後は泉さんならではの、冗談を交えながらの説得力あるお話。
初めの打合せ時には、「15分も話すことないよ」って言っていた3人ですが、
それぞれ時間オーバー。
受講生達の真面目な視線に、時間を忘れ、つい話し込んでしまったようです・・・。
続いて質疑応答。
事前に質疑を挙げてもらっていたのですが、
その質疑に応えるだけで、時間一杯掛かりました。
まだまだ聞きたいことはあったようですが、時間オーバーとなり終了・・・。
お三方の本音トークを聞けた有意義な時間でした。
よく、「〇〇の本音トーク」を聞くなんてありますが、こちらの3人のお話は真剣そのもの。
3人は、常に建築談議を交わしている仲間同士であり、ライバルでもあります。
お互いを知り尽くしているからこそ、うわべトークは通用しません。
そんな相乗効果が生んだ、素晴らしい講座となりました。
私も講師として参加しました『建築家になるためには』に始まり(の様子はコチラ≫)
第2回『環境から考える』、第3回『素材から考える』、第4回『設計監理とは』
第5回『工法から考える』、第6回『木を通して考える』、第7回『歴史から考える』へと続き、
今回で1年生の授業は終了です。
1年生は講座が中心のカリキュラム。引き続き2年生は、外に出掛けて、素材探訪へと移ります。
建築家として独立を考えている、もしくは独立したばかりの受講生達、
私も含め、同じ時代を生きる若者として、来年も共に学びましょう!
根來宏典
2010年12月13日(月)